2020年11月11日 配信
第2回クリエイティブメディア出版「えほん・児童書コンテスト」で児童書部門「ほほえみ賞」受賞作品。ロングセラー。
熊本女子大学(現、熊本県立大学)文学部、国文学科卒。
クリエイティブメディア出版主催「えほん児童書コンテスト」にて
「ぼくはのらねこ名前は『くま』」で「ほほえみ賞」を受賞。
「そらくんサーカスへいく」で「ほほえみ賞」を受賞。
「あいちゃんと不思議なアルバム」で「特別賞」を受賞。
電子書籍として「ぼくはのらねこ名前は『くま』」を発売。
孤独で劣等感のかたまりだったのらねこ「くま」が、よしむらのおじいさんをはじめとする、さまざまな人たちとの出会いを通じ、自分を受け入れ自分の幸せを見つけていくというストーリーです。
物ごころついた時からひとりぼっちで、いつもひもじい思いをし、人間たちや、ほかのねこたちから、冷たい仕打ちを受けてきた、やせっぽちで傷だらけののらねこ「くま」。よしむらのおじいさんに命を助けられ、はじめて人のあたたかさに触れたものの、ねこなのに「くま」という変な名前をつけられ、いつも供される食事がちくわばかりであることに、不満を持っていました。
しかし、いざ自分が求め続けた豊かさをつかみかけた時、くまが選んだのは「お金持ちの飼い猫『ヴィクトール』としての何不自由ない夢のような生活」ではなく「のらねこ『くま』として大好きなよしむらのおじいさんのそばにいること」でした。
たくさんの人たちの愛にふれたことで、ありのままの自分を受け入れ心のままに生きるという幸せを見出した「くま」は、のらねこの「くま」として生きる決意をあらたにするのでした。