「ホラー＆ミステリー大賞」事務局です。大変お待たせ致しました。受賞者の発表です。

＊応募総数：

103作品

＊審査委員長／松田提樹（総評）：

受賞者の皆様おめでとうございます。

第二回「ホラー＆ミステリー大賞」では、残念ながら大賞作品は「該当者無し」となりましたが、魅力的な作品に出会えたと思っております。

受賞作品は、冒頭から読みやすく、物語に入っていきやすい作品の中から選ばれている印象です。
また、ストーリーの展開においてはテンポがよくて書き慣れている印象の作品が選ばれています。概ねご自身の得意分野を徹底的に掘り下げている作品が印象に残り結果受賞につながったのではないでしょうか。
作品作りに課題があった場合でも成長の可能性が高い方は「ポシビリティ賞」としての受賞となりました。

応募者全員に当てはまるのですが、先ずは「作品のタイトル」はとても重要な要素です。
タイトルをもっと考え抜いてインパクトを与えてくれるような、印象に残るタイトルをつけると選考に残る確率が高まります。また「あらすじ」もとても大事です。

そしてもう一つ付け加えるのであれば、重要な要素の一つの「オチ」。この点は、是非とも読者を良い意味で裏切る「結果」を練り上げて欲しいところです。結果「受賞」に近づくと思います。

たくさんのご応募ありがとうございました。

＊特別審査員／大和田龍之介（評）：

今回、たくさんのご応募ありがとうございました。
皆様の魂のこもった情熱的な作品たち。

学園もののミステリーや怪異を扱ったホラーなど様々な世界観に多く触れることができて、感動しております。

「ホラー&ミステリー」ということで、「どちらに比重をおいてストーリーを進行させるか」と迷った方もいらっしゃると思います。

文章力が高く、綺麗にまとまった作品が多いなか、登場キャラクターの魅力的なセリフ、衝撃的な展開に「あっ！？と驚く『ラスト』や『トリック』がもっと欲しい！」が正直な感想です。

ホラーに関しては皆様の奥底に眠る邪悪さと毒をもっと出しきって欲しい！人間の光と闇…に触れてみたい！欲張りでしょうか？

これからも是非、書き続けてください！

次回、またホラー&ミステリー大賞でお会いできるのを楽しみにしております！

＊受賞者

【１】大賞

　◆大賞：該当者無し

【２】長編小説部門

　◆特別賞：井関和美さん「わたしのやさしいともだち」

【３】ショートストーリー部門

　◆特別賞：宿屋ヒルベルトさん「ウチガミさまの蔵　怪奇伝承取材録」

　◆特別賞：白樺香澄さん「夜空の虹と三通の手紙」

　◆ポシビリティ賞：関口まなさん「さまよう男」

以上となります。

ご応募頂きました皆様に厚く御礼申し上げます。

クリエイティブメディア出版
「ホラー＆ミステリー大賞」事務局