カナリ
泉野のか(いずみの のか)
「ちょっと変わり者で気難しい女の子がいました。
名前はカナリ。自分勝手で我儘で、お友達がほとんどいませんでした。将来のためにとか、普段の行いが……などを考えるのがとても苦手でした。」(本文より)
カナリが体験した日々は、不思議でそして温かかった……ある女の子の物語。
カナリの目線で描かれるちょっと淋しくて哀しい、けれどどこか柔らかな世界。静かで透明感のある文体に引き込まれ、いつのまにかカナリになっている自分に気がつくことでしょう。全ページにカナリの世界観を彷彿とさせる独特のモノクロの写真があり、写真集としても楽しめます。
価格 ¥360
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