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俺たちはラウンド中、亀田さんの話題に花が咲いた。大ちゃんは亀田さんの事をピヨンピヨンおじさんと呼んでいた。
「亀田さんは自分の調子が良くなるとピヨンピヨン言い出すんですよ。ピヨンが出だすと要注意ですよね」
「そうか、どおりでこの前はピヨンピヨン連発して言ってたわ。それじゃ調子が悪い時はどうなるの?」
「余り調子が悪い時を知らないけど、でもその時は耳たぶが真っ赤になって何にも話さないそうですよ」
亀田さんの知らない部分を大ちゃんから聞いて、何となく可笑しかった。耳たぶの色が調子のバロメーターか・・今度内山さんに聞いてみよう。
何のプレッシャーもなく、気の合った友達と回るゴルフは楽しかった。この頃大ちゃんとはハンディーどおりの握りになった。ハーフで二つ貰っているが、勝ったり負けたりしている。握りも小さいので、勝った方が終わった後のサウナ代と牛乳を一本ご馳走するようにしている。どうも今日は大ちゃんの奢りになりそうだ。この頃、どうもパターの調子が今一つだった・・
十一月三日の吉ちゃん所のオープンの日、午後一時の新装開店にも関わらず午前十一時ぐらいから入り口前に人々の行列ができた。今日は文化の日で仕事も休みと言う事もあってか幅広い年代層のお客さんが並んでいる。店の前と駐車場のフェンスには並べきれないほどの花輪が立ち並んでいた。一番目立つ所に加納設計事務所の花輪があった。今日はうちの事務所としてもいい宣伝になる。吉川社長も嬉しそうだった。
「加納さん、今日は出血大サービスだから楽しんで帰ってくださいよ」
「えー、パチンコ台に空きがあったら打たせていただきます」
このお客さんたちの行列からしてパチンコ台に空きが出そうも無いことは容易に想像できたが、たまにはパチンコを楽しむのもいいかもしれない。
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