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清吾家の家庭菜園に対して、市道をはさんだ反対側には建設会社の倉庫がある。倉庫の外壁には、直径五センチほどの細長い鉄パイプがたくさん立てかけられてあったが、それらが次々と道側へ倒れてきて、私は危うく打たれそうになったりした。それらのパイプはたちまち道を塞いでしまったが、片付けているゆとりはない。自分の身の安全さえ疑問であるほどの強い地の揺れだった。
六時少し前に停電になった。人々は誰もが戸外にとび出してきていた。夕食準備の時間帯と思われたが、一件の火災事故も耳にしなかったのは、不幸中の幸いであった。何しろ、こんな大きい地震の最中に火事にでもなれば、大変な惨事になるのは目に見えている。
一息つく間もなく、余震第一号が来た。本震よりはやや弱いようだが、それでもやはり強い揺れだ。 |