あいらぶゆう

心のページを開く－

第1回

自分自身の会話の中からいろいろな心が見えてくる。今まで、自分自身でも気付かなかったもうひとりの自分。きっと人は、いろいろな心を持ち合わせ、人格をつくっているのだと思います。
その時々の状況で無意識に心が反応している。でも時には、ゆっくりと自分と向き合う時間を持つ事で、もっと深い所でねむっている自分に出会う事が出来ると思う。
そんな自分が、自分自身に力をかしてくれたり、又、なぐさめてくれたりもします。

第2回

この野草達の中の画集は自分自身の心のページの様なものです。そして、見る側の心のページであってくれたらと思います。
その時の心様で自分の色で絵をそめてくれたら嬉しいです。
又、不思議な力を持っているもの、それは野草に限らず、美やいろいろな形の愛をのぞかせている生き物達ではないでしょうか？
それは、人工的でなく自然が生みだした草花やいろいろな生き物の表情の中にある様に思えます。
四季の移り変わりの中でいろいろなパターンを見せ人々を感動させてくれます。
この様な草花の表情を無理のないタッチで絵という形にまとめてゆきたいですね。

第3回

緑の若葉が雨にうたれ、ゆれています。そんなたわいもない光景をながめていられる時間がもてる事を、とても嬉しく又、幸せに思います。でも、、心がきずつき病んでいる時に、こんな光景をながめていると、涙が出てくるのかもしれませんね。でもきっと、涙と共に無意識のうちに自分自身との会話をくりかえし－雨が止むころには、きっと、さわやかな風の中にいると思います。

第4回

心のページとは何枚でも、ぬりかえしが出来るものですので、これで終りと思わないで－そんな時は、こわがらずよ～く自分の心の中をのぞいて見れば良いのかも知れませんね。限りなく続くまっ白で新鮮なページが、たくさん見えて来ます。人間は多面性を持った生き物ですので、たくさんのいろいろな事に出会った心を、自分達の表情で色と優しさと力を持って生まれ変われると思います。