お玉ばあちゃん
浅井洋子(あさいようこ)
第1回クリエイティブメディア出版・えほん児童書コンテスト
児童書部門『最優秀部門賞』受賞作
「お玉ばあちゃん」
■おはなし
誰にも頼ることなく山村で一人、田舎暮らしをしているお玉ばあちゃんは、動物と仲良く交流しながら、自給自足の生活を送っています。動物の領域に入り込まず、尊重し共存することの大切さを知っているお玉ばあちゃんは、大自然から受ける恩恵によって自らが生かされているという感謝を忘れない人です。
そんなある日、お玉ばあちゃんは土間で転んで腰を痛めてしまいます。時々来てくれるヘルパーの猫田さんの施設暮しの提案を断り続けてきましたが、さすがに人の手を借りないと生活が出来なくなったことを痛感したお玉ばあちゃん。猫田さんの「腰の痛みがとれるまで病院で入院して治療したらいい」というアドバイス通り、遂に入院を決意しました。
でも、その決意は「病院に入ったら二度と家には戻れないだろう」という覚悟でもありました。病院のベッドから窓の外の景色を見ながら、大きな不安と自らの「最期」を感じる孤独と寂しさがとても痛いほど伝わってきます。
そんな、お玉ばあちゃんに奇跡が……

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◆アプリ開発◆
株式会社PASSWORD
movilibo studio
◆企画協力◆
クリエイターズワールド
◆出版◆
クリエイティブメディア出版
価格 ¥240
著者プロフィール
浅井洋子(あさいようこ)
1938年静岡県生まれ。昭和37年に結婚、一男二女の母。ライフワークである、奥三河にある持ち山の仕事をしている。山仕事の時の、野生の動物たちとのふれあいなどで童話の種を拾ってくる。青少年の健全育成に関わる委員、民生・主任児童委員など長年勤めてきた。創作童話のサークルに入り、読書に感心を持ち、市の図書館協議会会長も務めた。
・『留守番タヌキ』(新風舎)。
※2005年版『ほんとうに心があったかくなる話1年生』(ポプラ社)掲載。
・創作童話サークル「ねこまんま」同人
・愛知県新城市森林組合員
1938年静岡県生まれ。昭和37年に結婚、一男二女の母。ライフワークである、奥三河にある持ち山の仕事をしている。山仕事の時の、野生の動物たちとのふれあいなどで童話の種を拾ってくる。青少年の健全育成に関わる委員、民生・主任児童委員など長年勤めてきた。創作童話のサークルに入り、読書に感心を持ち、市の図書館協議会会長も務めた。
・『留守番タヌキ』(新風舎)。
※2005年版『ほんとうに心があったかくなる話1年生』(ポプラ社)掲載。
・創作童話サークル「ねこまんま」同人
・愛知県新城市森林組合員